インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを接種しましょう
毎年冬季のインフルエンザ流行前(10月以降)には、できる限りインフルエンザワクチンを接種しましょう。ワクチン接種により抗体ができるまで、少なくとも2週間はかかるので、遅くとも12月上旬までに接種することをおすすめします。
当院では、10月1日(火)よりインフルエンザ予防接種を開始します。
- ・13歳(中学1年生)~64歳:4,000円/回
- ・山口市在住の65歳以上:1,490円/回
- ・3歳~13歳未満(小学校6年生):3,000円/回(原則2回接種となります)
インフルエンザワクチンは院内在庫があれば、ご予約がなくても受診時にお伝え頂ければ接種することができます。ご希望の方は、受付にお伝え下さい。
インフルエンザ後の肺炎を予防しましょう
インフルエンザウイルスに感染すると気道粘膜が障害され、そこから侵入した肺炎球菌によって二次性の肺炎を起こし、重症化する可能性があります。
高齢者(65歳以上)や基礎疾患を有する方において、インフルエンザ後に肺炎を合併しやすいことが知られています。
特に、肺炎球菌を原因とする頻度が一番高いことも報告されています。
65歳以上の方や、65歳未満でも基礎疾患をもち、過去に肺炎球菌ワクチンを接種していない方や前回の接種から時間が経過している方は、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを一緒に接種することで、肺炎を予防できる可能性が高くなります。
肺炎球菌ワクチンも併せて接種しましょう
肺炎球菌ワクチンは「ニューモバックス」と「プレベナー20」の2種類あり、前者では、より多くの種類の肺炎球菌をカバーし、後者は免疫効果が高いという特徴があります。
ニューモバックスは公費助成があるため、まずはこれを利用することをおすすめします(詳細は肺炎球菌予防接種ページをご確認ください)。
肺炎球菌ワクチンは季節に関係なく、ご希望の時に接種できます。
日本呼吸器学会のガイドラインでは、高齢者の肺炎予防に対して、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの併用接種をすると、肺炎による入院率、死亡率が低下する研究報告があり、接種が推奨されています。積極的な接種をおすすめします。
山口市のホームページ(令和6年度高齢者インフルエンザ予防接種が10月から始まります)

